追われる恋

男女の出会いがあり、その男女が付き合いだすようになった場合、男性が女性に求めるものはいくつかのパターンが考えられます。
仕事から帰ってきた時に、癒してくれる彼女が欲しいと思っている男性もいるでしょう。
一歩引いたところから物事を見極め、踏み込みすぎず、しかし離れすぎない関係を保ってくれる居心地の良い彼女を欲しがる男性もいます。
もしくは自分のために身の回りの世話を焼き、あれこれと関わってきてくれる尽くすタイプの女性を好む男性もいるでしょう。

しかしこの尽くすタイプの女性というものにもいくつか種類があります。
そのうちの一つは、彼に程よく尽くせる女性でしょう。
こういった女性はやりすぎることがありません。
部屋の掃除はしても物の配置を動かしたり引出しを開けたりすることはなく、料理を作りはしても感想を求めはせずに食べ終われば黙って食器を下げるようなタイプです。

そんな女性との出会いがあれば、男性としても自ら手放そうとは決して思わないでしょう。
こんな人と結婚したいと、そこまで考えることもあるかもしれません。
しかしその一方で、加減が分からず行きすぎた尽くし方を披露する女性もいます。
部屋の隅々まで片付けを施し、掃除だからといってクローゼットも引き出しも構わず開けるかもしれません。
料理を作れば必ず感想を求め、次は何を作ってほしいかと必要以上に関わりを持とうと頑張ります。

しかし男性からしてみれば、尽くされるのは嬉しくても尽くされすぎることによって重いと感じる原因となります。
男性は尽くしてばかりで無我夢中に自分を追いかけてくる女性よりも、少し引いたところにいてくれる女性を好む場合があります。

自分から手を伸ばしておかないとどこかに行ってしまうのではないかと男性が不安に思う程度の、絶妙な距離感を保っておくことによって男性の狩猟本能には火が付きます。
実際に顔を合わせて付き合っている場合だけでなく、出会いアプリでメールをやり取りしているだけの男女にもこれは当て嵌まるでしょう。

突き放すまでは行かなくとも、アプリのメールはほどほどの加減を弁えておくと良いでしょう。
自分から行きすぎず、相手から来てくれるのを待っているのも大切です。
アプリでつかず離れずの関係を保っておけば、しびれを切らせた男性側から外で会いたいと誘ってくるかもしれません。