関係を変化させる言葉の力

人に何かを伝えようとしたとき、ジェスチャーや文字などで伝える方法もありますが、まずはほとんどの人が言葉で伝えようとするでしょう。しかし、日本人は外国の人に比べて口下手で大人しい人が多いと言われるのも事実です。たくさんの良い言葉を知っていても、会話をしているその時に適切な表現が出てこなくては意味がありません。相手に自分の気持ちを全て伝える事は難しく、言葉の選択を間違えれば誤解を与える原因にもなりかねません。誰かに気持ちを正しく伝えるためには、どのような言葉を述べれば良いのでしょうか。

自分は口下手だと自覚している人ほど、誰かに自分の気持ちを伝えるなんて困難だと思っているはずです。「何を言っても伝わらないかもしれない」「何かを言ったら機嫌を損ねてしまうかもしれない」と不安が募って、どんどん言葉が出てこなくなるでしょう。しかし、もしも自分の気持ちを伝えたい相手が親兄弟などの家族であるなら、口に出した一言によって多少の誤解が生じても、先々まで引きずるような大きな問題を抱える事はないのではないでしょうか。今までの人間関係や付き合い方の影響などもあるでしょうが、家族の間で擦れ違いが生じても、「縁を切ろう」とまで思うような事態はよほどの事がない限りないものです。

しかし、相手が友人や恋人となると話は別です。友人であれば、言葉によって何らかの誤解やトラブルが生じてもすぐに話し合ったり誤解を解いたりして解決させようとするでしょう。さらに恋人という特別な関係の相手に対しては、理性的な判断よりも感情に左右されやすくなってしまうものです。その結果、ほんの少しの誤解で大きな亀裂が生まれてしまったり、修復困難なまでに関係がこじれてしまったりする可能性があるのです。

目と目を合わせて話した相手でも、言葉一つによって破局にまで発展するのはあり得ない話ではありません。今人気の出会いアプリのように、そもそも繋がりの薄い相手であるなら、たった一言の食い違いによって今までのやり取りが全てなかったことにされる可能性もあるでしょう。出会いアプリ上でのやり取りは楽しく行う事が前提ですが、まずは相手の気持ちに配慮した適切な言葉の選択が求められます。思いやりのある一言を選べば、相手にはきちんとそれが伝わるでしょう。